![お客様のに感じること タイトル.jpg](/_p/acre/25951/images/pc/930111f2.jpg)
『 物を贈るだけではなく【名入れの贈り物】を するのは何故でしょうか? 』
お時間も お手間もかかる名入れ商品を 贈り物に選ばれるお客様には
大切な想いがあり、その一端を知ることで
贈り物の本質を知ることができるのではと考えました。
大切な方への想い、仲間への想い、恋人への想い、家族への想い、恩師への想い
日々 お客様と接し感じる “お客様の想い” について ご紹介してまいります。
少しでもその答えが 明確に見えるように
日本らしい贈り物文化が、これから未来も続いていくことを願いまして。
▽▲▽▲▽▲ ご依頼品の一部を紹介しております ▽▲▽▲▽▲
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![贈り物の本質とは EP1.jpg](/_p/acre/25951/images/pc/7f63a3e7.jpg)
エピソード 1:家族を想う
ウォーターフォードのピクチャーフレームを
ご注文いただきました お客様のお話です。
ご両親が ご結婚30周年を お迎えになられるのにあたり
娘様が贈り物を探されておりました。
お打ち合わせも順調に進み、彫刻作業も何事もなく終了。
締めくくりの 出荷準備に入ろうとしていた時のことです。
お客様から お急ぎの連絡が入りました。
プレゼントを開けた時に、
最初から写真が入っていたほうが喜ぶだろうということで
急遽、写真を入れて梱包してほしいとの内容でした。
当初予定よりも お届けが遅れてしまう旨も了承いただき、
後日、京都らしき風景に ご家族5人が凛とした たたずまいで映る写真を
お入れし 出荷いたしました。
ご両親の結婚30周年に ピクチャーフレームを贈り、
最初から集合写真を入れているということは
お子様たちが それぞれに ご自分の道を歩まれていたとしても
『 これからも、ご家族はひとつである 』 という想いが伝わってきました。
そして、プレゼントで喜んでほしいからこそ、打ち合わせの後も ギリギリまで
色々と考えておられたのだと思います。
プレゼントは開けた瞬間に、
ドキドキのすべてが詰まっていると私も思っています。
![贈り物の本質とは EP2.jpg](/_p/acre/25951/images/pc/1725ecab.jpg)
エピソード 2:恋人を想う
ご結婚式でのサプライズプレゼントを 新婦様から
ご依頼を お受けした時のお話です。
ご結婚式中に お二人のお名前とメッセージが彫刻されたグラスにシャンパンを入れ、
会場のスタッフさんが運んでくれるというものでした。
![HP お客様ご依頼品 お客様の声2.jpg](/_p/acre/25951/images/pc/1817f4d9.jpg)
お写真からも分かりになるように、新郎様は グラスをしっかりと確認され、
最高の笑顔で乾杯をされております。
新婦様の想いを深く感じておられるご様子で
こちらも思わず笑みがこぼれます。
私の経験では 結婚式前は打ち合わせと仕事で
目の回る忙しさだったと記憶しておりますが、
その中でも、サプライズプレゼントを 企画しようと考えから
『 新郎様に 驚くくらい喜んでもらいたい 』
という新婦様の想いが伝わってきました。
ご依頼主の新婦様から、
ご報告のお写真をいただきましたことに感謝申し上げますと共に
末永いお幸せを願っております。
![贈り物の本質とは EP3b.jpg](/_p/acre/25951/images/pc/38faf5e5.jpg)
エピソード 3:先生(医師)を想う
2015年秋に ご注文をいただきました お客様のお話です。
最初は お問い合わせからの始まりでしたが、お話をお聞きしますと
お子様がご病気になり、お世話になったお医者様への感謝の品に
何か良いものはないかというものでした。
商品をご提案していく中で、お客様の方から 病名こそ明かさなかったものの
実は命を救っていただいた、
とても大切なお医者様だということが分かりました。
そして、最近先生に お子様が誕生されたということで、
フォトフレームを ご提案し、商品決定へと至りました。
とてもプライベートな お話で軽々しく踏み入る内容ではないことを
理解しながらも、お客様のやっとお気持ちが落ち着かれたという言葉に、
私も心が救われました。
ご相談からの始まりで、詳しくお話いただけたことでわかった贈り物の目的。
ご注文いただく贈り物は すべてに意味があり、
その大切さや深さを すべて知ることはできませんが、
感じること。想像すること。で
少しでも想いを商品に込められたらと思います。
お子様の命を救ってくださった お医者様への感謝の想いは
私の想像をはるかに超える大きいものだと感じました。
![贈り物の本質とは EP3.jpg](/_p/acre/25951/images/pc/4d1d8fed.jpg)
エピソード 4:母を想う
毎年5月になると感じる 母と子の絆の お話です。
4月後半からの ご注文で目立ってくるのが、
“母の日”のプレゼントと思わしき商品と彫刻内容です。
ほとんどの ご注文フォームには 必要事項のみ ご入力されていますが、
ある ご注文の通信欄に こんな内容の書き込みがありました。
『 初任給で母の日にプレゼントするものです 』
・
・
『 子供の時、たくさん迷惑かけたので ・・・』
『 良いモノを 贈りたいので宜しくお願いします』
商品はシャネルのダブルミラーを お選びいただき
『彫刻内容』は上面・下面に それぞれ
− イニシャル『Y』 ・ 『Love』 −
お客様は女性で、ご年齢はわかりませんが、
初任給というキーワードと文章の勢いから 若々しいと想像いたしました。
長年ネットショップをしていますと、打ち合わせ途中で
ご連絡が途切れてしまうお客様や
残念ながら お約束を守れない方々もいらっしゃるのですが、
こういった、贈り物の目的や お考えを伝えていただけるお客様が
いらっしゃって、 その方がお若いことに 頼もしさと喜びを感じました。
女の子から、女子になり、今は立派な女性への成長され、親孝行されます。
新入社員は、会社に慣れるまで研修などがあり
気持ちの余裕も生まれにくいと思いますが、
“母の日” というイベントに合わせ 行動できる心と体の強さと、
準備力に強い愛情を感じました。
これからも親子仲良く 楽しい時間を
お過ごしいただけることを願っております。
![エピソード5 クリスマス.jpg](/_p/acre/25951/images/pc/441e4c7a.jpg)
エピソード 5:恋人を想う
クリスマスの鈴の音が聞こえてきそうな12月のある日。
当店のクリスタルボックスを使って
プロポーズをしたいという男性のお話です。
毎年この時期には、クリスマスプレゼントとして ご使用される
彫刻グラスのご注文が増えますが、その中に、
ひときわ目を引くご注文フォームがありました。
ご注文の商品は、Tiffanyのクリスタルハートボックスです。
(立体のハート型をしており、彫刻面は上蓋と底面の2面が可能な商品です)
〜 お客様 通信欄 〜
この商品を使ってプロポーズを考えています。
最初はメッセージが 読めないようにして
ふたを開けるとメッセージが 隠れていて
彼女がびっくりするような感じにしたいのですが 可能でしょうか?
なかなか難しい ご要望ですが、是非とも良い演出を考えて
成功していただきたいという気持ちに、火がついてしまいました。
作戦としましては、
①ボックスの中に何かを入れて
底面のプロポーズメッセージが見えないようにする
②上蓋に目隠しになるようなデザインを彫刻し
底面のプロポーズメッセージが見えないようにする
③上蓋にフロスト(擦りガラス加工)系のデザインを入れ、
完全に底面が見えないようにする
お客様と打ち合わせの結果、③に決まり、作業に取り掛かりました。
商品は仕上がり、狙っていたように底面のメッセージは見えません。
お客様の元に 無事お届けできたのを 確認できた頃には、
街はカップルで溢れる クリスマスイブとなっていました。
今の時代、しっかりとプロポーズをしている男性は
どのくらいいるのでしょうか?
自分の想いを伝えるのは、とても勇気が必要で怖さもあることです。
愛する人と次なる未来へ 一歩前へ踏み出すことを決意されたお客様の想いは
本当に素晴らしいものだと思いました。
そして、ハートのクリスタルボックスに
メッセージを彫刻するアイディアを考えつき、
実行されるのも、彼女への愛の大きさといえるでしょう。
合格発表を待つ受験生のような心境で、年末作業をしていた時のことです。
お客様からのメールが届きました。
〜 ガラスデザインロザリオ様へ 〜
色々とお願いしましてありがとうございました。
結婚することになりました!!
今回作ってもらったハートボックスに
二人の名前と日付けを彫刻したいので、そちらに送ります。
1年の締めくくりに最高に嬉しいメールをいただきました。
こちらこそ ありがとうございました。